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2009年6月 8日 (月)

2009年6月アイビー随筆

アイビー随筆  「六月の松尾芭蕉」  

     37年理学部卒     大内 建二

 俳人松尾芭蕉が峻嶮なナタ狩り峠を越えて山形路に入ったのは現在の6月である。芭蕉はこの山形路で幾つもの名句を残してる。
「雲の峰幾つくずれて月の山」。これは名山の月山を詠んだ句である。
 私はこの句の意味が最初はよくわからなかった。しかし実際に庄内平野から頂上が雲に隠れた月山を眺めた時、合点がいった。
 彼は月山に続き湯殿山で不思議な句を詠んでいる。「語られぬ袂(タモト)を濡らす湯殿かな」。何回詠んでもこの句の意味がわからない。湯殿山は今でも不思議な雰囲気を漂わす霊地であることは確かなのだ。
 わからないと言えば芭蕉は続く象潟でも、我々凡人にはよくわからない句を詠んでいる。
「象潟や雨に西施がねぶの花」。西施とは中国の呉時代の絶世の美人だが、何故突然に西施が出てくるのかわからない。ねぶ(ねむ)の花はとても美人の例えになるような花とは思えないし。
 ねむの花は6月から7月にかけて咲く花だが、旅が続くと芭蕉も女性に対する審美眼が狂いだすのか?

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