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2010年1月14日 (木)

2010年1月アイビー随筆

アイビー随筆 「夜行列車」  

               37年理学部卒 大内 建二

 現在全国のJR路線から無くなったものに普通夜行列車がある。昭和50年代の初めまで大学生活を送った人であれば、一度は普通夜行列車に乗ったことがあるであろう。
 寝ている間に数百キロメートルも彼方まで連れて行ってくれる。一泊の宿泊代が浮くのだ。ただ横になって休めないのがつらい。でもそれは若さが吹き飛ばしてくれる。
 中央本線の新宿23時55分発長野行。ずいぶんとお世話になった。早朝の四時半ころ小淵沢駅に着く。小海線の6時10分発小諸行きが出るまで、駅前の食堂の炬燵にもぐりこみひと眠りする。
 小淵沢駅を出発した列車は極めつけの遅さ。C56機関車が2両の客車を引いて八ヶ岳山麓をエッチラオッチラ登る。
 標高1.200メートルの早朝の清里駅は厳寒の寒さ。何もない2キロメートルのダラダラ坂を登りきって清泉寮に到着。
 玄関脇の暖炉に燃える薪の火が何とも暖かい。前の晩に新宿駅で買った駅弁を取りだし朝食を。ところが途中のあまりの寒さでご飯はカチンカチンに凍って箸が刺さらない。
 窓の外には金銀に輝く富士山が見えるが外には出たくはない。外の気温は氷点下15度。
 学生時代4年間、毎年の正月4日からの楽しみだった。

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