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2011年5月21日 (土)

2011年5月アイビー随筆

アイビー随筆 「小泉八雲」 37年理学部卒 大内建二

 小泉八雲はラフカディオ・ハーンの日本帰化名である事はご存じの通り。ギリシャ人とアイルランド人を両親にもつ彼は、子供の頃から苦労の多い生活を過ごして来た。そして西欧人には何故か忌避感を抱き、東洋に憧れ日本にやってきた。
 大分古い話になるが、今から20年ほど前のNHKの連続長編テレビドラマで、「日本の面影」と題する小泉八雲の日本での生涯を描いたものが放映された。
 私は中学生のころに小泉八雲を知り興味を抱くようになった。そして高校3年生の時に英語の副読本讀解の時間で、小泉八雲の随筆「日本の面影」と「怪談」を原文で習った。小泉八雲の英語は教師に言わせると理想的な英語の文章であるそうで、英語の讀解力を付けるには理想的な文章であるそうだ。私はこの時が大きなきっかけとなり小泉八
雲に傾倒した。
 昭和62年3月に会社の仙台支店から広島支店に転勤になった。これは仕事以外の事で非常に嬉しかった。小泉八雲の日本の故郷である島根県の松江市が近いからである。
彼はこの地で旧制の松江中学校の英語の教師として教鞭をふるい、その傍ら日本人の女性「セツ」と結婚したが、これが彼の怪談話を開花させるきっかけとなったのだ。
 転勤早々に早速松江を訪れ、松江城の北側にある彼の旧宅を見学した。内部は自由に見学できるのが嬉しかった。座敷の隅には眼の悪い彼のために特別に地元に大工が作った机や椅子、縁側の外の庭には彼が随筆でたびたび書いていたお気に入りの瀬戸物のガマガエルの置物もそのままに置かれていた。
 彼の墓は池袋の雑司ケ谷の墓地に、彼の遺言どおりささやかに造られている。
  

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