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2012年2月25日 (土)

2012年2月アイビー随筆

アイビー随筆 「給食の話」 

           37年理学部卒 大内建二

 最近執筆した原稿の中で小学校時代の給食の話を書いた。懐かしい記憶がよみがえったので今月は私の小学校時代の給食の話について書いてみることにした。
 現在全国の全ての小学校で行われている給食は正しくは「完全給食」と呼ばれるものである。つまり主食とオカズの副食と飲み物をワンセットとした本来の姿の給食である。
 この完全給食が始まったのは昭和25年(1950年)の4月からで、全国で先陣を切ったのが東京都23区の全小学校であった。私が丁度6年生になった4月からである。
 まだ戦後の食糧難時代の影が色濃く残るこの時代、「完全給食」という名前に我々幼い子供たちは大きな期待を寄せ胸を躍らせた。
 しかしいざ完全給食が始まると、それまで高まっていた期待と喜びは急速にしぼんでいった。その失望のメニューを紹介する。
 ・ エクレアを一回り小型にしたようなコッペパン 1個
 ・ 進駐軍(占領米軍)払い出しの脱脂粉乳 1杯
 ・ 炒めたモヤシの餡かけ 1皿
これだけである。今でも実によく覚えている。
 何とこのメニューはそれから「1年間」変わることなく続いた!中でもコッペパンと脱脂粉乳のミルクは例えようまなく不味く、このコッペパン、どうしてこんなに不味く作れるのかが不思議で、食糧難のこの時代でも我々は食べるのに辟易した記憶が鮮明である。今ならさしずめ「給食拒否」となったであろう。でも我々は苦労して毎日何とか食べた。
 この時から60年の時が過ぎている。現在の給食は大変に美味しいそうである。「クジラの竜田揚げ」や「揚げパン」、一度は食べたかった。

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