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2012年7月18日 (水)

2012年7月アイビー随筆

アイビー随筆 「澤の屋旅館」 

        37年理学部卒 大内 建二

 東京文京区の根津に「澤の屋旅館」という一風変わった旅館がある。以前からこの旅館の名前は知っていたが、訪れる機会が無かった。
 この5月にチャンスがありこの旅館に一泊することが出来た。
 この旅館は30年前から、当時では全国で唯一の外国人を対象にした純日本式旅館として経営をしてきた。
 経営を開始以来この計画は大当たりで、現在に至るまで全12室の客室の回転率は90パーセント以上という、驚異の旅館なのである。
 日本人も泊れるが宿泊者の90パーセント以上は外国人客。しかもリピート客が非常に多いことが特徴であるそうだ。
 5月24・25日の両日上京することになり、試しにインターネットで予約状況を調べたところ、何と24日に一番安い部屋が一室だけ空いていた。早速予約した。
 場所は有名な根津神社にほど近い典型的な下町の町(街ではない)中で、閑静な住宅地と商店街の一角にあった。
 帳場には70歳代と見受けた温和な感じの主人が、外国人相手に流暢とは言えない英語で何やら対応している。
 内部の床は全てタイル張り。土足で入れる。通された部屋は典型的な六畳の日本間。入り口には洗面台があり、内部は床の間と押入れ。
畳には既に蒲団が敷かれている。そしてその枕の上には小さな折りヅルがチョコンと置かれてある。
 風呂場は家族風呂が二か所、洗濯機も乾燥機も全てコイン式で整っている。夕食は出さない。希望者には朝食は出す。
 とにかく客には日本旅館特有のきめ細かいサービスは一切行わない。典型的なイギリス風B&B(イギリス式民宿)形式をとっており、これが特に西欧人客には受けるそうだ。
 この旅館の名前はヨーロッパやアメリカの日本案内には必ず掲載されているそうで、その安さと的確なサービスと純日本風の雰囲気で大変な人気だそうだ(空きを見つけるのが大変らしい)。
 朝食堂に入ると数名の外国人先客が居る。「グッドモーニング、--」。トーストとハムエッグ、飲み放題の紅茶を頼んで相席のオーストラリアから来た初老の夫婦観光客としばしの会話。
 大変に面白い経験をしました。客筋はアメリカ、イギリス、オーストラリア人が群を抜いて多いらしい。客筋も金持ちもバックパッカーも様々とのことだそうだ。宿泊料金5,000円也。

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