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2013年3月 2日 (土)

2013年3月アイビー随筆

アイビー随筆 「春の七草」 37年理学部卒 大内 建二

 「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ春の七草」。見事に韻を踏んだ短歌である。
 春の七草については既に平安の昔から言い伝えられているという。しかしこの短歌が生まれたのは明治時代であるらしい。
 処で「すずな、すずしろ」は蕪と大根であり、「せり、なずな、はこべら」は誰でも知っている。「なずな」は俗称「ペンペン草」である。しかし「ごぎょう」と「ほとけのざ」となると、ほとんどの人は「何だ?」となるに違いない。私もこの文章を書くまで両方の姿が分からなかった。
 そこで植物図鑑を見たら「なーんだ!」と言うことになった。「ごぎょう」とは「御形」と書くそうだ。何のことはない「ははこぐさ」である。これならよく知っている。白っぽい肉厚の葉っぱに黄色の粟粒の塊のような花を咲かせる、野原で盛んに見かけた草花である。
 「ほとけのざ」の写真を見たらやはり「なーんだ!」であった。これなら子供のころ原っぱでよく見かけた草花だ。少し長めのクキの途中に二~三段になって、まるで仏様の蓮華のウテナのような形の葉っぱが
付き、先端には薄紫色の小さな花の塊が咲く。
 それにしても「ほとけのざ」とは良く表現したものである。小さな葉っぱの塊はまさに仏さまの蓮華のウテナである。しかし何故「ごぎょう(御形)」なのかは分からずじまいである。
 秋の七草は「ききょう、かるかや、おみなえし、くず、はぎ、なでしこ、ふじばかま」である。ここで「ふじばかま」がわからない。図鑑を見たが見たことがない草花だ。何で選ばれたのか、数百年遡らないと真相は
分からないようだ。

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