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2013年5月29日 (水)

2013年5月アイビー随筆

アイビー随筆 「方言」

                   37年理学部卒 大内 建二

 東北地方は方言と言語訛りの宝庫である。しかし近年この特有の方言や訛りがあまり聞かれなくなってきた。
 ラジオに始まりテレビの普及は所謂「標準語」を普及させ、方言や訛りを急速に衰退させたのだ。
 宮城県もかつては方言の宝庫であったが、高齢者がいなくなるに従い特有の方言も聞かれなくなっている。
 大根を「デアァコン」、県知事を「ケンツズ」、行こうを「アバイ」、来なさいを「ガエ」、恥ずかしいを「オショスイ」、巡査を「ズンサ」、つむじ曲がりを「インピンカタリ」。これ等は始めて聞く方にとって
はまだ初級である。
 アイビー会の常連の中にはまだ数名の方がかなり流暢?な「宮城訛り」と「方言」を使って話す方がおられるが、その話内容は初級者にも容易に理解できる。
 しかし難解な東北弁の極致は津軽弁であろう。これは本当に分からない。同じ東北地方の人にもほぼ理解不能である。
 かつて私が会社の仙台支店に勤務していた時に、青森地方には頻繁に出向いた。ただ仕事の内容がら都市部から離れた土木や建設現場が主な出向き先であったが、ここで作業員が話す会話は全く「理解不能であった」。同行の販売店の担当者や当社の営業所の担当者の「通訳」を借りない限り、作業を進める事すらできない。
 青森市内にある特約販売店の担当の中年女性には全くてこずった。彼女は完ぺきな津軽弁を話す。電話の応対者が他県の者であっても容赦しなかった。間違えた返事をすること五回や十回では済まなかった。「ナンデカチャクチャナイ、ハンデーーー」。分かる?                           
 中年以上の人が話す庄内弁も難解の極みの言葉であった。ただ全ての年代の女性の会話の語尾に付く「---のお」という表現は、大変に温かみのある美しい言葉であると思った。

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