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2013年9月 4日 (水)

2013年9月アイビー随筆

アイビー随筆 「手術」 

                   37年理学部卒 大内 建二

 長年にわたり悩まされてきた左股関節の変形性股関節症の完治のために、人工股関節への全置換手術を受ける事を決断。7月6日から8月6日までの約一ヶ月間、仙台赤十字病院に入院した。
 変形して入る骨盤左の臼蓋部と左大腿骨の骨頭部を切断し、ここにプラスチックとチタン合金で作られた人工股関節を取り付ける手術である。
 手術は完全麻酔の中、2時間半で終了した。術中何らの苦痛もなく何時何をされたのか全く記憶がない。術後4日間の絶対安静の後、車椅子、松葉杖歩行、片松葉杖歩行と移行する間、術後7日目からリハビリが開始された。
 専用の部屋で連日1時間のリハビリは相当にハードであった。筋肉の一部に傷が付いている中での足の運動は厳しかったが、不思議にも一週間後からはかなり動くようになった。
 退院時は片松葉杖であったが、自宅へ戻って7日後くらいからは、家中の歩行は普通の杖歩行へ自然に移行した。何の痛みもない。
 長年の歩行時の苦痛はウソのように消え去り、股関節の動きも常人と変わるところがなく動かせる。股関節に金属が入っている等という違和感は全くない。現代医術の進歩をまざまざと見せつけられる思いである。
 ただこの手術には唯一の欠点がある。飛行機を使う時、搭乗口での検査でチタン合金が反応することだ。その時は「人工股関節手術による身体障害者」を表した障害者手帳を、葵の紋どころの様に係員に見せればよいのだ。

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