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2013年11月24日 (日)

2013年10月アイビー随筆

アイビー随筆 「校歌」 

        37年理学部卒 大内 建二

 校歌は様々な思い出を呼び起こす歌である。私は小学校、高校、大学何れの校歌も全曲歌える。ところでお気付きのようにこの中に中学校がない。
 戦後新設されたわが母校の中学校は戦時中に設立された実践女学校が母体となっている学校で、正規の卒業生は我々が三期目であった。まだ全てが無い無い尽くしの時代で校歌もその中にあった。そのためにわが母校の校歌がどの様な歌であるかを知らないのだ。
 今年の3月に何気なしに母校の世田谷区立玉川中学校をインターネットで検索し、ついでに「校歌」を検索してみた。「ありました」。電子音楽のメロディーと電子音声の歌詞であるが内容は十分に伝わった。美しい曲である。しかし何かしら実感がわかないのが寂しい。
 ところでこの四校の校歌についてあることに気が付いた。全ての校歌の歌詞に富士山が表現されているのである。小学校は「富士を遥かに」、中学は「富士は聳えて」、高校は「尊き姿の富士の峰」、立教大学は「芙蓉の高嶺に」である。ここで芙蓉とは富士山の雅称である。富士と言わずに雅称を使うところがさすがに最高学府である。
 昭和29年頃までは東京の各地から富士山は眺められた。東京の各学校の校歌の歌詞に富士山が歌われるのも、何れは希少価値になるのかも知れない。

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