« 第13回 東京六大学宮城校友の会 新春の集い | トップページ | 2014年3月アイビー随筆 »

2014年2月28日 (金)

2014年2月アイビー会随筆

アイビー随筆 「偶然」 

              37年理学部卒 大内 建二

 不思議なことだが私は何故か思わぬところで思わぬ人に出くわす事が度々である。会社の広島支店に勤務していたある日、帰宅のために広島駅の改札口を入ろうとしたら、向こうから居る筈のない私の無二の親友が現れた。海上自衛隊の士官の制服姿の彼は乗っていた艦が呉に入港し、用事があり広島に出向いて来たところであった。
 札幌支店に勤務中、旅行で中尊寺の月見坂を下っていたら、下から10数名の観光客の一団が登って来た。何とその中に函館の特約店の社長がいるではないか。つい三日前に会ったばかりである。「どうしたの?」が挨拶。
 高校2年生の夏休みに友人たちと尾瀬に行った時、帰りの尾瀬沼を渡し船に乗った時、すぐ後から乗ってきた一団の登山グループの中に、何と私の兄の親友が混じっていた。良く知った間柄であり!」が挨拶。出張の帰りに福岡空港で東京行きの飛行機に乗ったら、何と私の隣の席に物理学科の親友が座っているではないか!!
 極めつけは姫路駅で乗った山陽電鉄の電車の車内での出来事。大学1年の春休み(昭和34年3月)を利用し北陸、姫路、奈良をめぐる何時もの汽車旅に出かけた。前年の11月に上の姉が結婚し姫路に新居を構えたばかり。この日は姉夫婦の家に泊るつもりであった。しかし姉にはこのことは伝えていなかった。突然の訪問の予定だ。
 姫路駅発の山陽電鉄の電車に乗り込んだが車内はガラガラ。間もなく私が座っている席の目の前の座席に一人の女性が座った。目の前である。
 お互いに何となく顔をあげ目線が合った途端、二人は同時に飛び上がらんばかりに驚いた。何とその女性は姉! 姉も目の前に居る筈のない弟が居るのであるから仰天するのは当たり前。数千万分の一の確率の出来事。口から心臓が飛び出るのではないかと思われるほどに驚いた。

|

« 第13回 東京六大学宮城校友の会 新春の集い | トップページ | 2014年3月アイビー随筆 »

アイビー随筆」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510903/59265715

この記事へのトラックバック一覧です: 2014年2月アイビー会随筆:

« 第13回 東京六大学宮城校友の会 新春の集い | トップページ | 2014年3月アイビー随筆 »