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2015年2月 1日 (日)

2015年2月アイビー随筆

アイビー随筆 「青森駅は雪の中」

       37年理学部卒  大内 建二



 歌手石川さゆりの歌う「津軽海峡冬景色」の中の歌の歌詞に「――青森駅は雪の中――」というのがある。

 私はこの情景を何度も見たし体験し、より親しくこの唄が好きになった。

 会社の仙台支店に勤務中に青森への出張は度々であった。東北新幹線が開通する前までの青森行きは、東北本線の在来線の特急「はつかり」が最短時間で行ける手だてであった。しかしその所要時間は四時間半である。当時は東北自動車道も開通前で冬の青森行きは列車以外になかった。

 仙台で列車に乗車し盛岡を過ぎると車窓の眺めは深い雪景色。奥中山付近を通過する頃には一面の深い雪の中。

 列車がまき散らす粉雪で遂には景色も見えなくなる。青森駅到着18時34分。客室のドアを開けてデッキに出て驚いた。デッキには10~15センチの雪が積もっているのだ。途中で巻き上げた雪煙がドアの隙間からデッキに入り込み積もるのだ。

 ホームの上には40センチ以上の雪が積もり、乗降口とホームの中央だけが除雪されている。何もかもが「雪の中」なのである。この情景を見て最初に思い出すのが正に例の歌なのである。冬の夜の雪に覆われた青森駅はもの悲しささえ感じる。

 改札口を出るとそこはもっと凄い雪景色。除雪されたアーケードの下を歩き、ホテルに着く前に行きつけの和食堂に立ち寄り「ニシン焼き定食」を食べる。ついでにこの食堂の名物の「ニシンの塩から」も注文する。

 冬の青森そして「雪の中の青森駅」である。

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