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2015年5月 6日 (水)

2015年5月アイビー随筆

 「ケチ付け爺さん」 37年理学部卒 

                     大内 建二

 人は歳を取ると何かにつけケチを付けたくなるものらしい。 「ものらしい」と言っている本人が言うのだから間違いはない。 何でもかんでも自分の若い頃と比較し、「昔はーーー」となる のは遠く平安時代からの繰り返しなのである。

 「ケチ」を付けたいことは山ほどある。しかしその大半が 実に些細なことばかりなのだ。しかし中には本当にケチを付け たくなるものもある。

 皆さんご存知の大船渡の名物お菓子「カモメの卵」。私が初 めてこれを知った中学生の頃は確実にガチョウの卵ほどの 大きさがあった。しかしその後次第に小型になり、今ではチャボ の卵ほどに小さくなってしまっている。

 一方名物「笹かまぼこ」はどうだ。私が初めて知った頃の 「笹かまぼこ」は縦13センチくらいはあった。それが今は 何だ。ケヤキの葉っぱほどに小さくなっている。何やらメーカ ーの魂胆が露骨に見え隠れしているようで印象が悪い。

 ケチの種は尽きない。若者はネクタイを何故あんなにルーズ にだらしなく結ぶのだ! 「シャツの裾を何でズボンの外に出 すのだ!ダラシナイだろう!」と言ったら、娘がすかさず「シ ャツのインサイドベルトは爺いの象徴よ!」と返してきた。

 東京の下町の門前仲町に江戸時代から続く有名な煎餅屋がある。 ここにはありとあらゆる煎餅が売られているが、その中に最近特に 売れなくなった一品がある。

 若者風に言えば「超・超・超」堅い煎餅だ。若者は堅い食べ物を 食べなくなり、かといって高齢化した人々にはこの煎餅は堅過ぎて 食べたくても最早食べられないのだ。売れなくなるのは当然なのだ。

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コメント

落語に「小言幸兵衛」(前半部分の「搗き米屋幸兵衛」含む)という演目があるが、男女を問わず、人間、年齢を重ねると、小言を託つ事が多くなる?

投稿: 落語・半可通 | 2015年5月 6日 (水) 10時32分

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