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2016年2月10日 (水)

2016年2月アイビー随筆

アイビー随筆「後期高齢者運転講習会」

         37年 理学部卒 大内 建二  

 私もいつの間にか後期高齢者の仲間に入っていた。昨年11月に運転免許証の更新を行うために必修の後期高齢者運転講習会を受けることになった。近頃話題になっている高齢者運転の危険性に対し、免許更新を前に事前に運転機能の適性を検査しておくための講習会 である。噂によるとかなり厳しい記憶力テストが行われるらしい。

 講習会は3名一組で2時間半にわたり実施された。内容は機器にによる運転技能の適正度、訓練コースでの実地運転試験そして記憶 力を主体にしたテストである。

 最初の二つはほぼ毎日運転している私にはさしたる問題はないが、問題は記憶力テストである。これは正に「ボケ度」の確認テストである。狭い教室に入ると講師は「時計を外してカバンかポケットに入れて下さい」が第一声であった。そして1枚の紙が渡され氏名を書かされ、次に生年月日、今日の日付と曜日そして今が何時何分頃であるかを書かされた。これは先ず問題なく書ける(ボケが少しで も始まるとこれが出来ないらしい)。

 次に講師は「これから20枚の絵を5秒間づつ見せますからよく 覚えて下さい」と言い30㎝四方の紙に書いた様々な絵を見せた。見せ終えると「もう一度5秒間づつ見せます」と言って次々に見せそれが終わると再び1枚の紙が渡された。そこには簡単な加減乗除の計算式が一杯に印刷されていた。「これからその計算を2分間の間どれだけ出来るかテストします。さあ始め!」の号令で3名は一 斉に問題を解き始めた。「終わり」の号令で計算は終わった。  そこえ間髪を入れずに講師は再び1枚の白紙を配布し、氏名を書くと「先程見せた20枚の絵を思い出せる限り沢山書いて下さい!」 と来たのである。完全にフェイントにかけられた。計算に集中して いる間に一生懸命になって覚えた「絵」の記憶は早くもどこかにスッ 飛んでいる。それでも17は答えられた。

 この結果は免許証更新手続きの際に大変重要な判断基準になるそ うである。記憶力が6を割ると「免許更新」に際し何やら厳しい勧告を受けるそうである(免許証返納の有無)。幸いに無事に通過した。 数十年ぶりに試験前のドキドキ感を味わった。

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