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2016年8月

2016年8月31日 (水)

2016年8月アイビー随筆

アイビー随筆「突然の英会話」 

          37年理学部卒 大内 建二

 仙台に住んでいるとほとんど感じないが、東京に行くと最近実に多くの外国人に出会う。政府の外国人観光客増加政策が着実に功を奏している様子が実感として感じられる。実は私も来日観光客が増加しているという事をとても身近に感じるのだ。私は上京した時に何故か不思議に、道に迷った外国人から道を尋ねられることが度々あるのだ。しかも最近はその頻度が増している。何故なのかその理由はわからない。恐らく知らず知らずに彼らと目線が合うためなのか、これだけは実に不思議でならない。先日も上京した時に遭遇した。
 東京駅の中央連絡通路を歩いていると夫婦づれと思しき西洋人から、「エックスキューズミー」。「イエス?」。鎌倉に行きたいのだが何処から電車に乗ってよいのか分からなくなった。教えてくれ、とのこと。横須賀線の地下ホームまでの道を説明するのは面倒なので、すぐ傍の階段を上がった9・10番ホームに来る電車に乗り、四つ目の「大船駅」で降り、横須賀線に乗り換え二つ目が「鎌倉駅」だと伝える。心もとないので手帳のメモ欄に同じことを書き手渡す。
 「サンキュー・ユアカインドネス」。「ユア ウエルカム」。一件落着。日本の印象を少しは良くしたかな?
 3・4番線のホームに上がると、またもや三人連れの西欧人の若いキャピキャピの女の子達に問いかけられた。原宿に行きたいのだがどの電車に乗ったら良いか教えてくれ、とのこと。またかよ!中央線経由では説明が面倒なので、4番線の山手線に乗って原宿駅
で降りなさい。30分くらいかかるよ、と言っておく。「サンキュー」じゃなくて「バーイ!」だって。
 その日の帰りの新幹線に乗ったら隣の席に同年齢と思しき西洋人の婦人が座った。座るや否や親しげに話しかけて来た。オーストラリア訛の独特の英語だ! 二度ある事は三度ある。ヤバイことになった!
 私が英語が分かるのか否かも確かめずに何やら話しかけて来た。それによると彼女の孫が仙台白百合学園高校に留学中で、ホームステイ先にこれから訪ねて行くとのこと。今回で二回目だそうだ。ブリスベーン在住の方で、私もブリスベーンに行ったことがあるので、四割くらいの理解での英会話が何と延々一時間半続いた。彼女、話が止まらないのだ! 船乗りだった死んだ旦那のこと、食べ物のこと、家族のこと。ちょっと質問すると20倍以上になって返ってくる!仙台駅には孫娘を加え数人が迎えに来ていた。可愛いいお孫さんだった。

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