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2020年1月 8日 (水)

2020年1月アイビー随筆

アイビー随筆 1月号 

  アイビー随筆「学食」

              37年理学部卒 大内 建二

 1月号なので正月らしい題材にしようと思ったが、良いお題が見つからない。お腹がすいていたので今月はお正月らしからぬ題材にした。

 4年間の学生生活の中でも特に思い出に残るのは授業でもサークル活動でもなく学食である。実は私は学食で初めて食べた食べ物が案外に多いのだ。

 家族8人の我が家の食卓は明治38生まれの母親が仕切っていた。そのレパートリーは現在のような豊富なものではなかった。出てくるオカズの種類は決まり切っていた。父親が気仙沼、母親が仙台出身の我が家の夜の食卓のオカズは大半が魚であった記憶しかない。

 毎日午前中、商店街の魚屋の御用聞きの若衆が勝手口に「チワーッ」とやってくる。経木に書き出された本日の魚を見て、「今日はサンマ8匹ね」などと母親が注文する。サザエさん漫画と同じである。

 従って我が家の食卓に洋風の食べ物が出てくることはまず無かった。出てきても「アジのフライ」、何故か「豚肉のホワイトシチュー」程度である。

 このような食生活の中にあった私が大学の学食で見たメニューは衝撃であった。「スパゲッティー・ミートソース」、「同ミートボール」、「カツカレー」、「ハンバーグ定食」等々。「スパゲッティー・ナポリタン」に感激し、家に帰り母親に「作って」と言ったら、「そんなハイカラなものは作れません」とにべもない返事。

4年生の時に新築の5号館に出来た新しい第二学食では「スパゲッティー・シシリアン」なる「新種」の洋食が現れた。細かく切ったハムの入ったホワイトソースで絡めたスパゲッティである。スパゲッティ・カルボラーナの元祖である。旨いのだ。

3年生の頃から贅沢ながら学食に飽き、近くの大衆食堂に通うようになったが、値段は学食と大きな違いはない。Aランチ、Bランチなるものを常食したが、ABの違いは小さなポークカツとビーフカツの違いである。

 インターネットで検索したら東京の大学の学食比較が出てきた。何と我が立教大学の学食が食堂の雰囲気と品数とコストパフォーマンスで堂々の一位となっているではないか。学生でなくとも自由に入れるので池袋界隈では結構な人気であるらしい。

 追伸: キャンパス内の校友会館一階の日比谷松本楼のランチ「ビッグプレート」は秀逸である。値段はそこそこで食べ応えがあり美味しい。お勧めである。

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コメント

投稿の趣旨からは外れてしまいますが・・・。学食の記憶で衝撃的だったのは、学食で販売していた牛乳が、M社から三井に代わった事。オイラが立教に在学中は、70年安保が空振り(?)であったにも拘らず、一般教育・学費値上げ・部落問題・女問研等学内ではそれなりに各種運動が盛んであったが、その中で「ヒ素ミルク」問題も取り上げられ、問題業者の牛乳は不適切であると言う事で変更になった。M社には立教のOBが多数いたと思うが、M社創業の由来を忖度せずに、業者変更を認めた立教の潔さに、当時感心した記憶がある。
さて、学食以外で記憶に残る食堂は「ヤタロー」と立ち食いソバ屋の「やぐら」だった。とくに、「やぐら」はバイトに行く前の夕方に立ち寄ったが、掛けそばを注文しても、かき揚げを黙って麺の上に載せてくれた。感謝である。そのおばさんが存命中ならば、今は90歳くらいであろうか?

投稿: 通りすがり | 2020年1月 8日 (水) 17時34分

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